「雑記・雑録」カテゴリーアーカイブ

自習 かな大字「ちつてと」& わけあり半紙

かな大字「ちつてと」の形・背臨です。

201510ちつてと形背左:お手本  中:形臨  右:背臨

背臨の「ち」、だいぶ形が違いました。

◇◇◇

次に古筆に基づく、かな書道の形。

201510古筆ちつてと形背左:お手本  中:形臨  右:背臨

コメントはありません。今後とも精進いたします(汗)

◇◇◇

8月の終わり頃に購入した半紙があと500枚ほどになり――、

そろそろ次の注文をと、いつも利用しているネットの半紙屋さんを覗いてみると、

わけあり半紙 千枚1000円(税抜)

――わ、やす!1枚1円!

でも、どんな「わけ」あり?

説明を読んでみると、千枚のうち何枚かに小さなしわがあってメーカー在庫になっている商品だそうです。このお店、ときどきこういう「わけあり」商品の処分販売をしてくれるのですが、だいたいすぐに売り切れてしまいます。よし、稽古用に仕入れちゃおう!売り切れないうちに……

――6千枚、ポチってしまいました(^o^)

数日後、到着。

201510わけあり半紙6千枚わけあり格安半紙6千枚

少しほどいてみましたが、ざっと見たところでは、しわがよっている部分は見当たりませんでした。ま、お店があると言ってるんですからあるんでしょう。そのうち見つかるだろうと思います。

数枚書いてみたところでは、問題は特に感じません。いつも安物買いの銭失い気味の私ですが、これはなかなかよい買い物だったかも(^_^)

(•̀ᴗ•́)و ̑̑ バリバリ カキマッセ~

それではまた~(^^)/

 

書道だって体が資本!

2年半ほど前、急に肩こりに悩まされるようになりました。肩の凝りが一向にほぐれません。それまでそんなことは一度もなかったと思うのですが、このときはひどくなる一方でした。

仕事で不規則な生活が続いたこと。私生活でも片付けなければならない問題がいろいろ起きて寝不足が続いたこと。慢性的に運動不足になっていたこと。いま思えば、そのあたりに原因があったのだろうと思います。

片付けなければならない問題が山積みだったため、寝不足の方はなかなか解消できそうにありませんでした。しかし運動不足だけはいくらかでも解消したい。そう考えて始めてみたのが、これです。

201510テレビ体操1

NHKのテレビ体操。これで毎朝10分間だけ体を動かしてみよう。すぐに何かが大きく変わるとも思えないけれど、何もやらないよりはマシなはず。

201510テレビ体操2座った姿勢でもできるテレビ体操

そんな軽い気持ちで、毎朝6時25分からの10分間だけ、しばらく体操をしてみることにしました。

それが、驚くほど効いたんです。

数週間で、あれだけ凝り固まっていた肩まわりがほぐれてきました。10分間の体操が終わると、肩だけでなく体全体がすっきりする感じ。気分がいい。

常に疲れている状態でしたから、運動することで余計に疲れるんじゃないかと危惧しなかったわけじゃありませんが、逆でした。慢性的な疲労感はかえって軽減してきました。

◇◇◇

その後の数ヶ月で肩こりからはほぼ完全に解放されました。

それ以来、毎朝のテレビ体操は今も続いています。今は朝起きるとまず、テレビ体操のさわりだけをやります。毎日の体操は手指や腕、肩の運動から始まるので、書道の朝稽古の準備運動にちょうどいいんです。録画の最初の方を見ながら1~2分やり、それから稽古に入ります。

6時20分頃に朝稽古を終了、筆や硯を洗って、6時25分から放送開始、10分間の体操タイムです。

前半5分ほどは日替わりの体操で、後半はラジオ体操の第一か第二をやるパターンが多いのですが、日曜日はタオルを使った簡単な体操が入るなど、毎日続けても飽きがこないように工夫されています。

10分間で全身ひととおり動かすことができます。まじめにやるとけっこうな運動量です。夏場などは汗ばんできます。

◇◇◇

書道だって、やっぱり体が資本ですよね。元気じゃないと気持ちを集中させて稽古はできません。

ウォーキングとかランニングとか、あるいは何かスポーツをやれたらいちばんでしょうが、毎日の体操だけでも健康維持には十分ではないかと思います。

どうも疲れ気味……、気分がすっきりしない……なんていう方、騙されたと思って毎日10分間のテレビ体操をまずは一ヶ月、続けてみてください。必ず効果が出てきますよ!(๑•̀ㅂ•́)و✧

それではまた~(^^)/

 

「水で書ける半紙」は使えるか

水で書ける半紙が販売されています。呉竹やパイロットなど、いくつかの会社から出ているようです。

201510水書道1

呉竹「水書き書道 水でお習字・半紙 K37-10」 ほか

写真は、呉竹ともう一社の製品が混ざっています。今年4月にほぼ同時に購入したものですが、もう一社の社名・製品名は失念しました(^^;

墨が要らない。ということは、筆や硯を洗う手間がない。これは便利だなあ。しかし、水では墨で書くような書き心地にはならないんじゃないか?

つるつると抵抗感のない書き心地を想像して購入をしばし躊躇していたのですが、amazonのレビューなど読むと、なかなか評判がいいのです。購入して使い心地を試してみることにしました。

201510水書道「火山」

紙の色により、浮き上がる文字の色が違います。灰色の紙だと黒い字になります。

紙質は、やや厚手で表面に微妙な抵抗感、ザラつきがあります。新しい筆に水をつけて書いてみると、これがなんと、墨で書いているのほとんど変わらない書き心地で、違和感がありません。

「おー、これはいいなあ!空いた時間にちょっと稽古しよう、なんてときに便利この上ない!」

これは良いものを買ったと喜びましたが、どんどん書いていくと、すぐにこの製品のある問題に気づきました。

書いた字がなかなか消えてくれない……。乾くのにけっこう時間がかかるんですよ(苦笑)

乾いて字が消えるまでの時間を計測してみました。

201510水書道「ふ」1書いた直後 → 1分強 → 2分強

201510水書道「ふ」2→    3分強 → 5分 → 9分経過

計測時の環境は、室温25度、湿度29%。かなり湿度は低い状態ですが、ほぼ消えて新たに書ける状態になるまで5分以上かかりました。

筆を強く押しつけたテンの部分がやはり最後まで残り、完全に消えたのは10分後です。

いちど書くと、5分間はおかないと次が書けない……。う~ん、自分がふだんのペースで書いていくと、何十枚もないと間に合わないんじゃないかなあ。

しかし重ねれば乾きが遅くなる。何十枚も重ねずに乾かすスペースがどこにあるのよ……。使えない……(´^`;)

というわけで、この製品はお蔵入りとなりました(^^;

でも、幼児や小学生が家での自習用にこれを使う、とか、テンやハネ、ハライなどの部分的な稽古には使えそうです。

また、消えていく過程で、穂先がどこを通ったか、どこに筆圧が強くかかったか等がよくわかるので、先生方が教育用に使われるのもよいかもしれません。

◇◇◇

半紙タイプではない、こういう製品もあります。

201510水書布仁和館 水書き書道セット

中国製で「水書布」という製品名が書かれています。布の表面に、何か化学的な処理が施されているようです。筆とセットで販売されています。

これも、乾くまでの時間をみてみます。

201510水書道「永」1書いた直後 → 1分 → 2分

201510水書道「永」2

3分 → 4分半 → 5分経過

5分でほぼ完全に消えました。呉竹ほかの紙タイプより若干は速く乾きます。でも、大差ないとも言えるかな(笑)。

ただ、マス目に合わせて小ぶりの字をゆっくり書いていくという形なら、2~3枚あれば使い回せそうではあります。そのくらいなら大した場所も取りませんしね。

結局、これもお蔵入りになりましたが(^^;

◇◇◇

でも水で書けるようにしようというアイディアは素晴らしいですね。使いようによっては、とても便利なものではないでしょうか。

それではまた(^^)/

 

「もったいない」で損をする――サンクコストのお話

( ̄ー ̄)ゞ ゴロー君、こんにちは。

(´-`)  こんにちは、えーと、失礼ですが、どなたでしたっけ?

( ̄ー ̄)ゞ なんだ、忘れたのかい。かな大字「けこさし」の回でいろいろ指導してあげたじゃないか。

(´-`)  あ、いや……あれは私が他人になったつもりで自分の字にダメ出しをしたもので……。

( ̄ー ̄)ゞ うむ。その、他人になったつもりのキミがわしなのだ。これから別キャラでこのブログにときどき出入りさせてもらうよ。

(´-`)  はあ?ちょっと意味が……。

( ̄ー ̄)ゞ まあいい。わしはシロー。よろしくな。

(´-`)  はあ。よろしくお願いします(なんのこっちゃ)。

◇◇◇

( ̄ー ̄)ゞ 最近キミのブログに「ちょっと書いただけの反故」なんて記事が載っていたね。

(´-`)  ええ、ちょっと書いただけの半紙をそのまま捨てるのはもったいなくて、日曜日に一気にいろいろ書いて、次の日に燃えるゴミで出したんです。

( ̄ー ̄)ゞ キミは、サンクコスト(sunk cost)という言葉を知っておるかね。

(´-`)  ……。

( ̄ー ̄)ゞ 経済学や経営学の用語でな、日本語で言うと「埋没費用」。すでに支払ってしまっていて、もう戻ってくることのないお金や労力、時間などのことをいう。

(´-`)  はあ……。

( ̄ー ̄)ゞ  たとえば、演劇を観に行ったとする。ところがこれが全然おもしろくない。 あくびばかり出てくる。キミならどうするかな。

(´-`)  う~ん、チケット代や交通費がもったいないから、とりあえず最後まで観ますかねえ……。

( ̄ー ̄)ゞ 「もったいない」と言うけど、最後まで観たってチケット代も交通費も戻ってこないだろ。観ても観なくてもお金は返ってこない。

そこは同じなのだから、あくびが出るほどつまらないなら劇場を出て、貴重な時間をほかのことに使う方が賢明な選択だと思わんかな?

(´-`)  はあ、そういうことになります……か。

( ̄ー ̄)ゞ もうひとつ、わかりやすい例を挙げようか。

もうお腹はいっぱいなのに、おかずが残っているとする。「もったいない」と言ってそれを無理に食べてしまう、なんてことがあるよね。これ、合理的な行動といえそうかな?

(´-`)  食べたくないのに無理に食べて、それで太ってダイエットが必要になったり、体をこわしたりしたら意味がないと?

( ̄ー ̄)ゞ というよりだね、おかずの材料費も、調理に使った光熱費や時間もサンクコストだということ。

「もったいない」から今後はおかずの量を少し減らそう、と反省するのはいいが、食べたくないものを無理に食べたところで、かけたコストが戻ってきはしない。

キミの言うように、その行動が余計なコストを生んでしまうこともあるね。

201510食べ放題焼肉食べ放題のお店。「元をとろう」としてつい食べすぎてしまいがち

(´-`)ははあ、おっしゃりたいことがわかりましたよ。先日の「ちょっとだけ書いた反故」も同じだってことですね。

半紙がもったいないからと日曜の8時間を使って書きまくったけれど、そんなことをしようがしまいが、払った半紙代が戻ってこないことに変わりはないと。

そして、8時間という時間と労力の方がもったいないじゃないかと。

( ̄ー ̄)ゞ うん。でもまあ、あれは稽古になってる部分もあるんだろ?

(´-`)  まあ、いくらかは。でも、稽古というならもう少し丁寧に書くべきだったかなあ。反故を消化することばかりに気が行ってましたからねえ。

( ̄ー ̄)ゞ まあいいさ、すんだことだ。問題は今後だな。

大事なことだからもういちど言うよ。

サンクコストというのは、何をどうしてももう戻ってこない、すでに支払ってしまった費用のことだ。

何をどうしても戻ってこない費用なんだから、忘れて新しいことに目を向けていくべきなんだが、人間はなかなかそれができない。

事業が好転する見込みはないのに、大きな金額を投資してしまったからやめられないと言って、赤字を膨らませ続け、結局は莫大な負債を残して倒産、なんて例は枚挙にいとまがない。

(´-`)  はあ、耳が痛いです……。

( ̄ー ̄)ゞ おや経験があるのかね……。まあいい、過去は詮索すまい。とにかく……、

(´-`)  もったいない、損をしたくないと思う気持ちで行動すると、余計に損をしてしまうことが世の中にはたくさんあるということですね。

( ̄ー ̄)ゞ うむ。「もったいない」の呪縛から完全にのがれることはむずかしいが、サンクコストを意識すれば、「もったいない」と言って無駄な行動をとってしまったり、余計に損してしまうようなことは、だんだん減ってくるだろうね。

(´-`)  よくわかりました。勉強になりました。

( ̄ー ̄)ゞ では、また。書道、がんばってな。

(´-`)  ありがとうございます

シロー氏はにっこり笑って、そのまま消えてしまった。

――そこでゴローは目が覚めた。