「筆ペン」カテゴリーアーカイブ

「ぺんてる筆」に出番を

筆ペンはセーラーの「ふで和み」がばかに気に入ってしまって、サブとして使い続けたい「ぺんてる筆」の出番がめっきり減ってしまいました。

このままでは「ぺんてる筆」が苦手になってしまいそう(^_^;

そこで、ちょっと出番を与えることにしました。

読みの勉強だけしてきた『真草千字文』の草書の方を「ぺんてる筆」で臨書していこうと。

ついでに、やはり最近ほとんど使っていないパイロットのデスクペンDPN-200-BのM(中字)、これにも出番を与えてやろうかと。中字はいつものペン習字の課題には線が太すぎて不向きですが、毛筆で書かれた『真草千字文』の臨書になら使えそうです。

というわけで、これまでに読んだ部分を筆ペンとデスクペンで臨書してみました(^^)

201607真草千字文を臨書

学習帳「こくご8マス」に筆ペンとデスクペンで臨書

◇◇◇

左が法帖、右の二つが臨書です。って、見ればわかりますね(^_^;

真草千字文001臨 真草千字文002臨 真草千字文003臨 真草千字文004臨 真草千字文005臨 真草千字文006臨 真草千字文007臨 真草千字文008臨 真草千字文009臨 真草千字文010臨

ふう……ε=( ̄。 ̄;)

今後は『真草千字文をよむ』と同時進行でやっていきます。

■■■■■

きょうの自運

20160707ペン自運「だいたひかる」

硬筆書写検定の解答用紙(コピー)に書いています。

(^o^)

それではまた~(^^)/

書蒼28年6月号 実用書道随意

段級に関係なく誰でも競書参加できる「随意」課題の筆ペン部門です。

201606『書蒼』6月号実用書道随意

上:お手本  下:形臨(競書提出済)

いつもどおりセーラーの「ふで和み 本造り」を使いました。検定直前だったので練習はなし、一枚だけ書いたもので字粒が小さいなど出来はよくありませんが、随意課題は「参加することに意義あり」とばかりに提出させていただきました(^_^;

四行目の最初「ございました」が「ざいました」になっているのに提出後、気づきました。連綿を含むこういう場合、先に「こさいました」まで書いてしまい、濁点はあとから書き入れるようにしていますが、その際にうっかり「こ」の方だけ濁点を書き忘れたようです(汗)。

書き忘れたことより、書き忘れていることに気づかないまま出したのが恥ずかしいです。あわてて出したのがバレバレ……<(_ _)>

■■■■■

きょうの自運

20160629ペン自運「赤毛のアン」

硬筆書写検定の解答用紙(コピー)に書いています。

 村岡花子さん訳の『赤毛のアン』、中学の頃に初めて読んで以来、たぶん7~8回は読んでいると思います。アニメも実写版の映画も数回ずつ観ています。これからも読み、観るでしょう(^^)

201606赤毛のアン

それではまた~(^^)/

書蒼28年6月号 実用書道

筆ペンの課題です。

201606『書蒼』6月号実用書道

左:お手本  右:形臨(競書提出済)

今回もセーラーの「ふで和み 本造り(玄)」を使用しました。この製品をメインとして、「ぺんてる中字」をサブとして使っております。

以前も書きましたが、書写検定では筆ペンの使用は現在のところ許可されていません。昭和47年(1972)にセーラー万年筆が最初に開発して以来、各社から製品が出ていますが、まだ毛筆の仲間には入れてもらえず、ために毛筆書写検定では使うことができません。

あくまでペンの一種、ということで、筆ペンはペン習字の方の扱いになっています。でも、硬筆書写検定でも今のところ筆記具として使用が許可されていません。硬筆の方でもまだしっかり市民権を得られずにいる、ちょっとかわいそうな存在です(^_^;

◇◇◇

愛用している「ふで和み」と「ぺんてる筆」は、インクの補充方式が異なります。「ふで和み」は使い捨てで、「ぺんてる筆」はカートリッジ方式になっています。

ただ、「ぺんてる筆」は、カートリッジ方式といってもクレタケ製品などとは違う、ちょっと特殊なタイプです。

201606ぺんてる筆ペン4種

ぺんてる筆。左から「中字」「墨液タイプ」「極細タイプ」「朱筆」

カートリッジ方式というと、軸の中にカートリッジがしまいこまれるスタイルを思い浮かべるのが普通だと思いますが、「ぺんてる筆」は、持ち手の軸そのものがカートリッジで、中にインクがつまっています。

201606ぺんてる筆ペン4種2

そして、自然に穂先にインクが浸透してくるのが普通ですが、この筆ペンは、放っておいてはインクが穂先に送られません。

201606ぺんてる筆インクを穂先に送る

軸の部分を指で押して、インクを穂先に送り出してやらなければならないのです。軸はそれなりの硬さがあります。力の入れ具合を微調整することはむずかしく、適量を穂先に送るということがなかなかできません。ほとんどの場合、余分に押し出してしまいます。写真のように、あふれ出てしまうこともよくあります。

そんなわけで……、

201606ぺんてる筆インクを穂先に送る2

インクを穂先に送ったあとは、しばしこうして余分なインクを紙でこすりとって、穂先に含まれるインクの量を調整しなければなりません。ふつうの小筆で硯に穂先をあてて余分な墨を落とすのと同じような手間が必要になるのです。

これ、毛筆を扱いなれている人にはなんということもない手間でしょうが、製品自体がフローを完全制御してくれる「ふで和み」と比べれば、面倒なこと、この上ありません(^_^;

なんのことはない、筆ペンでいちばんむずかしい「フローの調整」を消費者に丸投げしてしまった、単に「墨をすらなくていい」とういうだけの、筆の面倒くささを多分に残した、実に中途半端な製品なのです(笑)

でも、筆ペンでたぶんいちばん売れているのがこの製品なんですよね。どんな小さな文具店でも「ぺんてる筆」がおかれていないことはまずないでしょう。それほどポピュラーな製品になっています。

不完全な製品がいちばん売れている理不尽(笑)

世界最高といってよいインクのフロー制御技術をもったセーラー万年筆が世に出した最初の筆ペンは、書く人がフローのことなど気にする必要のまったくない、万年筆と同等の利便性をすでに備えていました。最初から、筆ペンは完成形として世に出たのでした。

なのに、今では「ぺんてる筆」のような、セーラーに比べれば明らかに「原始的な」、不完全でめんどうな製品の方が、まるで筆ペンの代表選手のような顔をしているのです。

これが私にはちょっと面白くなーい(^_^;

ま、製品はよくても販売力で負けてシェアを拡げられない――世の中、そんな例はままあるわけですが。セーラーは持っている技術のすごさをもっとアピールして販売に力を入れなさい!というしかありません(笑)

「ぺんてる筆」にしか朱筆はない

インクを手送りする際にあふれてしまう――という大きな欠点のある「ぺんてる筆」ですが、穂先は非常によくできていまして、書きやすさは「筆和み」と甲乙つけがたいものがあります。そのため、

めんどくさいけど めんどくさいけど めんどくさいけど!

使い続けております(^_^;

なお、この製品が売れている理由を考えると、用途別にいろいろなタイプをきめこまかく用意してくれている――ということもあると思います。特に、朱筆を用意している会社が、私の知る限りではほかにありません。筆ペンを教える先生方としては、添削のための朱筆では「ぺんてる筆」を使うしかありません。このへんも強いですね。

というか、セーラーももっとシェアを拡げたかったら朱筆を出しなさい!(笑)

ああ、言いたかったことを書いてしまってすっきりしました(^_^;

しかし、世界最高水準の製品を造りながらセールスが今一つ上手くないセーラーって――なんか好きです(^o^)

長々と無駄話、失礼しました<(_ _)>

■■■■■

きょうの自運

20160627ペン自運「向田邦子」

硬筆書写検定の解答用紙(コピー)に書いています

「ぺんてる筆」のめんどくさいスタイルも、一つの「しあわせな形」ということになるんでしょうか(^^)

それではまた~(^^)/

書蒼28年5月号 実用書道随意

段級に関係なく誰でも競書参加できる「随意」課題の筆ペン部門です。

201605『書蒼』5月号実用書道随意

上:お手本  下:形臨(競書提出済)

こちらもセーラーの「ふで和み 本造り」を使いました。出来はよろしくありません。タテのラインが揺れてます(^_^;

◇◇◇

筆ペンの件で先日、毛筆経験のない人はいきなり筆ペンを始めず、小筆の稽古から始めた方がいいんじゃないか?――なんてことを口から出まかせで書いてしまいました(^_^;

土曜日に教室で谷先生にご意見を伺ってみますと、小筆で上手に書ける人でも、半紙でない普通紙、つまり摩擦抵抗の少ない紙に書くのは簡単ではない、だから小筆が上手だからといって必ずしも筆ペンでもすぐにうまく書けるわけではない、ということでした。

言われてみると、紙のことをちっとも視野に入れないまま、いいかげんなことを書いてしまっていました。反省<(_ _)>

ふむ。小筆で普通紙に書く。半紙ほど摩擦抵抗がない。半紙に書くより穂先が滑りやすい。つまり運筆の制御を紙に頼れない。自分自身の手で筆の動きのほとんどを制御しなければならない。そういう環境で書くことで、筆遣いが上達する――ということのようです。

おかげさまで新しい視点を得ました。

早速ちょっと練習をしてみました。

201605小筆でハガキを書く

お手本は『大人の筆ぺん字練習帳』(谷蒼涯先生・監修)です。墨をすり、かな課題を書くのに使っている小筆で普通のコピー用紙に書いてみました。

愛用の宛名書き補助用具「セーラー スットカケール」を使って楽をしました(^_^;

201605小筆でハガキを書く2臨書の出来は別としまして(-_-)――

ふーむ。やはり半紙に書くのとはだいぶ感じが違います。けっこう使い慣れてきた小筆なのに、ちょっとした違和感があります。やっぱり半紙のときのような抵抗が穂先にかからないせいでしょうか。

それと、半紙のようには墨を吸ってくれないので、墨の含ませ方もちょっと変わりますね。また、住所などかなり細かいところもはいつもの小筆ではちょっと厳しかったです。写経筆を使った方がいいかもしれません。持ってないんですけど、一本仕入れてみますか(^_^;

ほんものの墨なので線に濃淡が生じるところは味があっていいですね。

あ、そうか。古筆の臨書でもこういう稽古をやってみるといいかもしれませんね。今度、ちょっとやってみましょう(^^)

それではまた(^^)/

書蒼28年5月号 実用書道

筆ペンの課題です。

201605『書蒼』5月号実用書道

左:お手本  右:形臨(競書提出済)

今回もセーラーの「ふで和み 本造り(玄)」を使いました。すっかり気に入ってしまいまして、サブとして使い続けようと思っている「ぺんてる中字」の出番が最近はあまりなくなってしまいました(^_^;

それでも、やはり筆ペンは二種類くらいは使えるようにしておきたいと思っています。というのは、筆ペンというのは製品ごとに書き味がだいぶ違いまして、自分の思い通りの線が出しやすい製品と、そうでない製品があります。一種類だけ使っていると、工業製品なので愛用の製品が廃番になった場合にあわてることになってしまいます。

相性の問題では、たとえば私の場合、クレタケやあかしやの製品ではどうも思い通りの線が出せません。おそらく穂先の弾力の関係ではないかと思っているのですが、とにかく、ハネや払いで思った線が出しにくいのです。

私とは逆に、クレタケは書きやすいが、セーラーやぺんてるではちょっと……という人も知人の中にはいます。

こういうのを見ると、筆ペンというのはまだまだ発展途上の製品なんだなあと思わざるを得ません。小筆でも相性というのはないわけではないでしょうが、さすがに筆記用具としての歴史が長いだけあって、筆ペンほどには癖の強さがないように思います。

◇◇◇

筆ペンを習い始めてしばらくは、自分の腕が未熟なのでうまく書けないのだろうと思っていました。勿論それはあったのですが、その後に数種類を使い比べるようになってくると、筆ペンごとに書ける線がだいぶ違うことに気づきました。

初心者なら初心者なりに、書きやすい製品とそうでない製品があると気づいたわけです。私の場合は、何度も書いてきましたが、セーラーの「本造り ふでペン」(廃番)が最も相性がよく感じられました。下手は下手なりに、書きやすいのです。次が「ぺんてる中字」でした。あかしややクレタケではどうも思うように書きにくく、それは今でも変わっていません。

こういうことがありますので、毛筆経験のない人が筆ペンを使い始めるときは、同時並行的にいくつかの筆ペンを使っていくのがよいのではないか、と考えています。そうして早く自分と相性のよい製品を探し出すことが上達の早道だろうと思います。

毛筆の経験があり、小筆で上手な字が書ける人なら話は別です。自分と相性のよい筆ペンはすぐに見つかると思います。小筆で書くように書いてみて、違和感の少ない製品を選べばよいだけだからです。

ですから本当は、小筆を先に学んだ方がいいのではないかと思います。小筆でうまく書けないなら、それは単に自分が下手なので(笑)、稽古を積むのみです。小筆でそこそこ書けるようになってから筆ペンを始める――こういう順番がよいのかもしれませんね。

それではまた(^^)/