「硬筆書写検定」カテゴリーアーカイブ

硬筆書写検定 準1級 受験結果

6月19日(日)に受けた硬筆書写検定の合否通知がきのう届きました。

一週間ほど前から、そろそろだよなあ……と思いつつ待つ身のつらさ。毎日、郵便受けを覗くのが怖かったぁ(^_^;

――というのは、以前も書きましたが、封書が届けば不合格確定(T_T)なのです。合格ならハガキが来ます。受け取った瞬間に合否がわかってしまうという、心臓に悪い(?)システム((;´・ω・`))なのです。

不合格の場合に封書になるのは、どの問題の得点が低かったのか、つまり自分の弱い分野を教えてくれる通知(こちらを参照)が同封されるためなので、文句は言えませんが(^_^;

※2級までは最初の受験で合格しているので、同じかどうか、わかりません。

◇◇◇

さて、今回届いたのは……

201607硬筆書写検定準1級通知はがき

え?

ふむ。シールをはがせとな。ペロンチョ……

201607硬筆書写検定準1級通知はがき開封

201607硬筆書写検定準1級合格通知

201607喜ぶ猫

ニャンと!!

おかげさまで合格することができました<(_ _)>

理論問題は手応えがあったのですが、実技の方は何とも言えない出来でした。自由問題(ペンで和歌を散らし書き)の構成が審査の先生にどう受け取られるか未知数だったこともあり、正直、不安でしたが、かろうじて合格ラインに乗ることができたようです。ふぅε- (´。`*)>

しかし自分としてはまだまだ力不足を強く感じています。ここから1級合格までの道のりは、これまで以上に険しそうに感じます。浮かれているヒマはない……のですが、この週末はちょっと飲んで歌っちゃおうかなあ♪\(^o^)/

あ、合格したら自分への褒美に買うと決めていたあるものを、早速ネットで注文しました。近日中にご紹介します(^^)

ご指導いただいております谷蒼涯先生、自由問題の構成について貴重なご意見をいただきました岡田崇花先生に、心より感謝申し上げます。

今後ともご指導をよろしくお願いいたします。<(_ _)>

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きょうの自運

20160728ペン自運「吉川英治」

硬筆書写検定の解答用紙(コピー)に書いています。

それではまた(^^)/

ペンで散らし書き 8 足引の/田子の浦に

硬筆書写検定1級・準1級の自由問題対策として、ペンで散らし書きの稽古をしています。

きょうは、おととい行書・連綿の勉強で扱った百人一首の歌を散らし書きにしてみます。

201607古筆ペン散らし書き百003-004臨書風景

A5用紙(A4の半分) に書いています。

今回はセーラーのデスクペン、代替わりした新製品を使いました。旧製品のペン先の「なよなよ感」は払拭されていますが、それでもパイロットやプラチナと比べればいくらかしなやかかな?という気もします。書きやすい、いいデスクペンです。インクはコンバーター「極黒」を入れています。

近い価格帯の他社製品との比較では、この製品がもっともバランスがよい感じがします。それと、やはり人気のインク「極黒」が安心して使えるというところ、ポイントが高いですね(^^)

ただ、価格を無視した比較では、やはりパイロットのDPN200Bの方を推します。セーラーは太さが一種類で選べないのに対し、DPN200はM(中字)、F(細)、EF(極細)が選べるところも強いです。

◇◇◇

3. 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)

足引の山鳥の尾の しだりお(尾)の

  ながゝゝし夜を ひとりかもねん

最初はこれまでどおりの構成です。

201607古筆ペン散らし書き百003-1

あし比支の 山鳥能尾の 志多りお

ゝゝよをひとりかもね

次に、『書ける!かな書道』で紹介されているパターンにならって一つ書きます。今回はこちらです。

201607『書ける!かな書道』P71

『書ける!かな書道―基本から創作へ』(谷蒼涯先生・著)

散らし書きの構成パターンが20種類、掲載されています。

201607古筆ペン散らし書き百003-2

あし比支の 山鳥の尾能 志多りお

ゝゝよをひとりかもね

※変体仮名の構成を一部かえてあります。

2行目の終わり、ちょっとだけ折り返す感じが特徴的ですね。2行目は行末に近づくと文字列が右に流れて、そこに生まれた空間にもぐりこむように3行目の文字が入ってきます。お手本では左の2行も微妙に右に流れているのですが、2行目の処理ばかりに気が行ってしまって、流し忘れました(^_^;

◇◇◇

4. 山辺赤人(やまべのあかひと)

      田子の浦に うち出(いで)てみれば 白妙の

         ふじのたかねに 雪はふりつゝ

  

201607古筆ペン散らし書き百004-1

たこのうらに ういてゝ  への

ふし能多賀 ふりつゝ

201607古筆ペン散らし書き百004-2

田子の浦 ういてゝ  への

ふし能多可 雪八ふりつゝ

これも左側、流せず……(汗)

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きょうの自運

20160722ペン自運「マルチン・ルター」

硬筆書写検定の解答用紙(コピー)に書いています。

楽しい週末をお過ごしください。ではまた(^^)/

ペンで散らし書き 7 秋の田の/春すぎて 

硬筆書写検定1級・準1級の自由問題対策として、ペンで和歌の散らし書きの稽古をしています。

きょうは、きのうの百人一首の歌を散らし書きにしてみたいと思います。

◇◇◇

1. 天智天皇

  秋の田の かりほの庵の とまをあらみ

   わがころもでは 露にぬれつつ

まず、これまでどおりの構成で一つ。

201607古筆ペン散らし書き百001-1

秋の多能 のいほ とまあらみ

ころ露にぬつゝ

次に、『書ける!かな書道』で紹介されているパターンにならって一つ書きます。

201607『書ける!かな書道』P70

『書ける!かな書道―基本から創作へ』(谷蒼涯先生・著)

散らし書きの構成パターンが20種類、掲載されています。

201607古筆ペン散らし書き百001-2

前回の検定でも、背伸びせずにこういうすっきりした構成でいけばよかったかなあ……(^_^;

ところで、ちょっと枠がゆがんでます(汗)

◇◇◇

2. 持統天皇

      春すぎて 夏来にけらし 白妙の

         ころもほすてふ あまのかぐ山  

201607古筆ペン散らし書き百002-1

須支て なつ来にらし 白妙の

ころてふ 天能可久

201607古筆ペン散らし書き百002-2

次回の検定は11月、少し時間があるので、分かち書きの構成をもう数パターン、稽古して使えるようにしておきたいと思います(^^)

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きょうの自運

20160712ペン自運「ゲーテ」

硬筆書写検定の解答用紙(コピー)に書いています。

セーラーの筆ペン、「ふで和み」で書いてみました。中字から極細線まで書けて頼りになる素晴らしい筆ペンです。腕がついていけてませんが(^_^;

それではまた(^^)/

速書きをもっとかっこよく

速書きを、もっとかっこよく仕上げたい――と思うのであります。

硬筆書写検定の速書き問題は4分以内に――

3級 115字  2級 125字  1級 145字

ほどをヨコ書きするという問題なのですが、楷書を急いで書くだけの自己流の崩し字では、速さにも仕上がりにも限界があります。やはり行書が書けないと苦しいわけですが、私など、まだまだつい自己流の崩し字になってしまうことも少なくなく、「速書き力」の未熟を感じます。

――どうしたら、速書きをもっと大人っぽい、かっこいい仕上がりにできるだろう?

そう思い、こんなことをやってみました。

◇◇◇

まず、ヨコ書きの現代文を課題として用意します。次に、いきなりそれを必死に速書きせず、まずは――

「どう書けば、かっこいい仕上がりになるか」

と検討しながら、落ちついてゆっくりめに書いていきます。

まずはやさしめなところで、4級の過去問を書写してみます。

201607速書きで大人の字を創る

201607速書きで大人の字を創る1

ボールペンはシグノの0.38mmを使ってみました。細すぎるかなと思いましたが、すっきり書けてなかなかよいです(^^) 「速く、そして見栄えも悪くない」書き方を模索しながら4分以上をかけて書いてみました。

◇◇◇

ところで、速書きする際にいちばん大事なことはなんだと思われますか?

私は、筆圧をかけすぎないこと、だと思います。

ペン習字を始めた頃、筆圧の強さを何度となく先生から指摘されました。筆圧が強すぎると軽やかにペンが進まず、よい線がなかなか書けません。特に速書きではマイナスです。力が入っていると速度は上がらず、仕上がりも重たくなってしまいます。

それで筆圧を矯正しなければ、となったわけですが――、

まず、ペンを握った人差し指や親指の爪の先が白くなるようでは力が入りすぎだと教わりました。これはとてもわかりやすい指摘でした。爪が白くならないくらいの力でペンを持ってみたところ、上手な人がペンをもつときの「軽さ」がすぐに実感できました。

――オォォーーー!! こんなに軽く持つものなのかぁぁっ w(゚ロ゚;

それからは「軽い握り」を常に意識して書き、それにより筆圧もだんだん矯正されてはきました。

でも、谷先生から教えていただいた矯正法は、もっと簡単で即効性のあるものでした。

硬筆を毛筆用の下敷きの上で書くのです。力を抜かないとペン先が紙を突き破ってしまいます。自分で特に意識をしなくとも、筆圧が強制的に矯正(笑)されてしまう素晴らしい方法です。筆圧の強さに悩んでいる方はぜひやってみてください(^^)

◇◇◇

次のポイントは、漢字をいかに速く書くか――ですね。

「楷書を急いで書く」自己流の崩し方では速度を上げるにも限界があります。3級くらいまではそれで間に合うかもしれませんが、2級以上では、やはり行書が書けないと苦しくなってきます。

ただ、行書といっても――たとえば「水」などは字典をみると……

201607速書きで大人の字を創る5

『ペン字 改訂常用漢字の三体』(狩田巻山先生・著)より

こんなふうに収筆が左下へ向かう形が載っていることもありますが、これはあくまでタテ書き用の書き方です。ヨコ書きではこの形に縛られる必要はないと思います。というわけで、上の例では

201607速書きで大人の字を創る3

こんな書き方をしています。

また、漢字は行書だけでなく――

201607速書きで大人の字を創る4

こんなふうに、草書も使っています。草書は一筆書きできるものも多く、とにかく楽に速く書けます。

「岸」など「草書もどき」と言われそうなものもありますが(^_^;

草書には、楷行書の面影があって誰でも読めそうなものと、勉強していないと読めないくらい形が変わっているものがありますよね。前者なら、ひとに見せるメモなどにも使えるでしょう。せっかく草書を勉強しているのですから、使えるものはふだんからどんどん使っていきたいと思います。

◇◇◇

さて、とりあえず「このくらいには書きたい」というものを先に書いて、次に同じ書き方で、今度は本気で速書きします。

201607速書きで大人の字を創る6

201607速書きで大人の字を創る7

2分36秒。うむ、速度はよし。仕上がりは?――「かっこいい」とは言えないけれど、自己流の崩し字が減った分、これまで書いてきたものよりも、ちょっぴり大人っぽい仕上がりになったかな?

この稽古を繰り返せば、私の速書きも一皮むけてくるでしょうか?(^^)

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きょうの自運

20160706ペン自運「寺田寅彦」

硬筆書写検定の解答用紙(コピー)に書いています。

自運の出来は30点(-_-) 

寺田寅彦(明治11年~昭和10年) 物理学者。随筆家。俳人。学者さんは論文で鍛えられているためか、理系文系に関わらず文章上手が多いですね。寺田寅彦はその筆頭だと思います(^^)

それではまた~(^^)/

書写検定、おつかれさまでした

6月19日(日)、平成28年度第1回の書写検定が行われました。

受験された皆様、たいへんおつかれさまでした<(_ _)>

5級受験の小学生たちの、ちょっと緊張ぎみな様子がかわいらしかったです。

私はと言えば――、試験の雰囲気にはもうすっかり慣れました。なんといっても、きのうで受験回数はもう5回(^o^)

平成23年度第2回(2011.11) 硬筆 3級受験→合格

平成23年度第3回(2012.1)硬筆2級受験→合格

平成24年度第1回(2012.6)硬筆準1級受験→不合格

( 2年ほどブランクあり )

平成27年(2015)4月 日本書蒼院 入会

平成27年度第3回(2016.1)硬筆準1級受験→不合格

平成28年度第1回(2016.6)硬筆準1級受験→

( ̄ー ̄)ゞ 検定受検のベテランだな(笑)

それ嬉しくな~い(^_^;

早く1級を取って硬筆検定を卒業したいものです――硬筆1級を取ったら、次は毛筆の方で3級から挑戦していくつもりです。

◇◇◇

前回は試し受験といいますか、勉強が進んでいようがいまいがとにかく受け続けることにする、そうしないとこの生来の怠け者はなかなか本気で勉強するようにならない――と考えての受験でした。

そして予定どおりに(?)……玉砕!(さもありなん)

今回は、前回と比べればほんの少しだけ手応えがあったかな、と思います。

ただ、やはり自由問題の和歌など、悩ましいところはあります。一所懸命『寸松庵色紙』の構成にならって稽古してきましたが、さてどういう評価になるか。また構成そのものにダメ出しをされてしまったら今後どうすべきなのか。どうしても不安になります(^_^;

◇◇◇

第一問の速書きで誤字

計算どおり3分40秒台で書き終えましたが、一つ誤字がありました。本番試験で誤字訂正は初めてじゃないかと思います。下の行に移る前に気づいたので修正・加筆は容易でしたが、もちろん減点です。(悲)

第二問 草書はやはりまだまだ

二字熟語を楷行草の三体で書く問題(準1級は四つ)はこんな内容でした。

  夏空  詩情  木

「節」と「陰」が書けませんでした。いや、ダメ元で自己流の「なんちゃって草書体」(笑)を書いて出しはしたのですが、もちろんペケです(^_^;

実は「節」は勉強しているんですけどね、うろ覚えで正確な形が思い出せませんでした。草書は大胆な線の省略がありますが、行書っぽい書き方になってしまいました。

うーむ。毎日8字を勉強していくというペースにちょっと無理があったか?壁にうっすらとペンキを塗り、適当な時期にまた上塗りする――その繰り返しでイメージを定着させていくというやり方が好きなのですが、一度に覚える量が多すぎて一字一字の定着が進まないのか?少しペースを落とすことを検討してみた方がよいかもしれません。

◇◇◇

理論問題を自己採点してみる

実技問題の点数は自分では予想がつきませんが、理論問題はあるていど自己採点が可能です。

問題八のAは半分減点(T_T)

草書の読み問題はこれでした。

201606硬筆書写検定第一回第八問A

私の解答は

留 不 肖 

「留」と「不」は悩まず書けましたが、後半がよくわからない……。とりあえずブランクにしておき、掲示文の問題まですべて終えてから、残った二十分ほど考えて考えて……考えて考えて考えて……最後の最後にダメ元で「えーい!」と肖・進と書きました(^_^;

孫過庭『書譜』からの出題であることが明示されています。帰宅後、調べてみると正解は……、

留不常遅」。いたた(>_<) さんざん粘ってはみたものの、ダメ元で書いた後ろの二つはやっぱりダメでした(苦笑)。ここは配点50点(1字12.5点)で、半分25点の減点!大きいわぁ……。

(今まであまり意識していなかったのですが、この問題、1字あたりの配点がすごく大きいですねえ。もっと早くから、しっかりやっておくべきでした……。)

問題八のBは何とか減点なし

古筆の読みの問題です。帰宅後に調べてみると『粘葉本和漢朗詠集』の136番でした。(問題には「よみびと」名はなし。)

201606硬筆書写検定第一回第八問B

東支はなる 万徒のなて尓 あや那く

も かゝれるふちの きてちる可那   貫之

 ↓

ときはなる まつのなたてに あやなく

も かかれるふちの さきてちるかな  (と、解答)

配点50点で、読み違い1字につき2点の減点ですが、何とか間違いなく読めたようです。ε=( ̄。 ̄;)ホッ

参考までに漢字仮名交じりにしておきます。

常磐なる 松の名立てに あやなくも

かかれる 藤の咲きて散るかな

このブログで変体仮名を一緒に勉強してこられた方なら、未習の仮名は「散」(さ)の一字のみです。答えられなくても減点は2点だけですみますし、文脈・言葉の調子から「きて」だろうと推測することも難しくない問題だと思います。

このブログ、役に立つでしょ?(笑)  ←自画自賛(^o^)

残る書道史、常用漢字の字体の間違い探しなどは、おそらく全問できていると思い……、いや、そう期待します(^_^;

配点を調べて自己採点してみたところ、315点になるようです(不確実)。『合格のポイント』によれば、理論問題は400点満点で、これまでの試験では305点以上で合格とされているとのことです。計算どおりなら理論問題はぎりぎり……

え?合格できたかも? ヾ(*^。^*)ノ

( ̄ー ̄)ゞ そういうのを……、

はいはい、取らぬ狸だぁ~(>_<)

さあ、三度目の正直\(^O^)/なるか?はたまた二度あることは三度(T_T)になってしまうのか?一か月後に郵送されてくる結果を怖々と待つことにします(^_^;

ま、今回の結果はどうあれ、勉強はこれまでどおり続きます。1級合格まで、まだまだ長い道のりであることはまちがいありません(遠い目)。

というわけで、

z

それではまた~(^^)/