『書蒼』11月号 学生部毛筆随意課題を自習してみました。
かな用の小筆で毛先が開きはじめたのがあったので書いてみましたが、お手本のような太さが出せませんでした。お手本はたぶん6号(中字用)くらいの筆で書かれているのではないでしょうか。
毛筆書写検定の3級でこういう掲示文の問題が出るようなので自習していきたいと思います。
実は、以前に10か月ほど毛筆も勉強していたと書いたのですが、漢字課題より、賞状を主とした実用書道部門の方を中心に勉強していました。
最初ペン習字だけに専念していたのも、実用的な分野、言い換えれば、素人がみても上手下手がわかりやすい分野にしか興味がなかったためです。
毛筆といえば芸術的な、素人にはわかりにくい世界だという思い込みがあって、やってみる気持ちが起こりませんでした。
それが、ペン習字を始めてみると、筆ペンの課題なんてものがある。
「へえ、筆ペンは書道でなくペン習字の方で教えるものなのか」
――試しにやってみると、これがすごくむずかしい……のだけれど面白くもある(^_^)
というわけで徐々に毛筆に興味を抱くようになったのですが、興味の対象は依然として実用書道の方でした。
(だから、いわゆる細楷を美しく書ける人は尊敬と憧れの対象であります。たとえば池袋教室の先輩、金泥の般若心経のGさんのような方(^_^)ですね)
◇◇◇
ただ、芸術書道は興味があまりないといっても、こちらだけは別です。
高野切(こうやぎれ)第三種 (日本名筆選5)
古筆・かな書道の世界は別です。
ペン習字でも上級になると、つけペンで古筆の臨書をしたりする場合があります。展覧会で古筆のペンによる臨書作品を観て、平安古筆の存在と、その美しさを知るに至りました。
展覧会にならぶような漢字の条幅作品を観てもあまりピンとこない私ですが、日本の古筆の方はまさに一目惚れという感じで、その美しさに魅了されてしまいました。
――興味の中心は実用書道と、そして、かな書道。そんな私に、日本書蒼院はぴったりの団体だったのです(^_^)
4月から、いろは四十七字+「ん」の基礎練習を続けてきました。こんど4級になり、俳句を書きます。そして初段から古筆の臨書に入っていくのですが、谷先生から、そろそろ自習を始めていこうと言われています。
『書蒼』初段~四段のかな課題、高野切第三種の臨書、自習を始めました。
うはあ、ようやくここまで来たな~ (*ノ´▽`*)ノ
高野切さま~、ご先祖さま~、こんにちは~。これからわたくしは、千年前の平安貴族と書を通じて対話を始めます。
――お~、かっこいいこと言ってしまった(^^;
これはもう本当に、一生ものの勉強でございます。ご先祖様よろしくお願いいたします<(_ _)>
( ̄ー ̄)ゞ平安貴族をご先祖様と呼べるのかなあ……。
聞こえませ~ん(笑)
それではまた~(^^)/