古筆をまなぶ 16 高野切第三種 984 あれにけり

『書蒼』8月号のかな半紙課題(歌番号984)をよんでおきます。

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左:『高野切第三種』法帖  右:形臨(稽古中のもの)

8月号はうっかりして競書提出分をスキャンし忘れてしまい、形臨は稽古途中のものを掲載しています。

今回は新出の仮名はありません。当ブログで一緒に変体仮名を学んでこられた方なら通読は問題ないと思います。

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よみひとしら

あれ尓介利 あれいくよの やとれや

みけむひとの とつれ毛世

よみひとしらす

あれにけり あはれいくよの やとなれや

すみけむひとの おとつれもせぬ

語釈

あれにけり  荒れ+に(完了)+けり(詠嘆) 「荒れてしまったなあ」

いくよのやとなれや  幾代の宿なれや 「幾代を経た住処なのだろう」

すみけむひと  住み+けむ(過去推量)+人 「(昔)住んでいたであろう人」

作者不詳

荒れてしまったことだなあ。ああ、いったい幾代を経た住処なのだろう。かつて住んでいただろう人の訪れることもない。

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既習の変体仮名は通算51字で前回と変わりません(^^)

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きょうの自運

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※無窮の遠(おち)

硬筆書写検定の解答用紙(コピー)に書いています。

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『星の界(よ)』

作詞:杉谷代水  作曲:チャールズ・クロザット・コンヴァース

(原曲)『Erie(エリー)』

(2)

雲なきみ空に 横とう光

嗚呼洋々たる 銀河の流れ

仰ぎて眺むる 万里のあなた

いざ棹させよや 窮理の船に

それではまた(^^)/