真草千字文を読む 5 海鹹河淡~

智永の『真草千字文』を読んでいます。

201606真草千字文009

(欠損で見えにくい部分は、参考として小野鵞堂・書『三體千字文』から同じ字を左右に添えます。)

カイカンカタン リンセンウショウ

海鹹河淡 鱗潛羽翔

うみはしおからく かわはあわし うろこあるものはくぐり はねあるものはかける

字義

  塩味・塩気

夜光  楚の王が所有していた真珠の名。夜にはいつも光り輝いていたという。

意味

海の水は塩からく、河の水は淡い。鱗あるものは潜り、羽あるものは翔ぶ。

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201606真草千字文010

リョウシカテイ チョウカンジンコウ

龍師火帝 鳥官人皇

たつのつかさ ひのみかど とりのつかさ ひとのすべらぎ

字義

龍師  太皞(たいこう)――古代の伝説上の帝王、伏羲(ふっき)氏のつけた官名。ここでは太皞自身をさす。

火帝  炎帝(えんてい)――古代の伝説上の帝王――のこと。

鳥官  少皞(しょうこう)――古代の伝説上の帝王、黄帝の子――のつけた官名。ここでは少皞自身をさす。

人皇   三皇(天皇・地皇・人皇)の一。古代の伝説上の帝王。ここでは三皇を代表している。

※天皇・地皇・人皇(テンコウ・チコウ・ジンコウ)

意味

(太古には)官に龍の名をつけた太皞や炎帝、官に鳥の名をつけた少皞や人皇などの聖王がいた。

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最後に読みの練習用に草書部分のみ掲載します。

201606真草千字文009草書のみ201606真草千字文010草書のみ

通算80字を学びました。こつこつ読んでいきます。

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きょうの自運

20160704ペン自運「吉川英治」

硬筆書写検定の解答用紙(コピー)に書いています。

それではまた(^^)/