もうすぐ硬筆書写検定 5 厳しい現実

第五問は「自由作品」とよばれています。

201606硬筆書写検定問題5問題文

和歌・現代詩・漢詩のどれを選んでも「自由」、大きさ・書体・書きぶり・布置なども「自由」、というわけです。書き手のセンスが最も試される問題ですね。

谷先生の下でかな書道を勉強させていただいているということもあって、私はこの問題は和歌を選ぶと決めています(稽古の様子などは「ペンで散らし書き」と題した記事でお伝えしています)。

構成は『寸松庵色紙』の中の一作品に倣い、書きぶりは『高野切第三種』に倣う、という方針で稽古を続けています。

◇◇◇

一つ、やってみます。
201606硬筆書写検定問題6自由問題1

和歌の問題は自由に表記を変えることができます。漢字を仮名にしたり、仮名を漢字にしたり、仮名は変体仮名も使うこともできます。

ただ、臨書の勉強をしている『高野切第三種』では漢字が使われている例はほとんどないため、漢字を混ぜる書き方はほとんどやってきていません。これも漢字なしでいこうと思ったのですが、読んでいくと、ある問題に気づきました。

「つ」が五つも出てくるのです(^_^;

のよの きまほどの てすさびに 

いはもるしみ いくむすび

字の重複はなるべく減らしたいのですが、仮名で書けるのは「つ」と「徒(つ)」だけ、「都(つ)」もあることは知っていたのですが、正確に書く自信がありません。

「う~ん……。こりゃまいった……。」

というわけで――、

201606硬筆書写検定問題6自由問題1解答

のよ能 「本とのて春さひに いはもるしみ

いくむすひ志

なつのよの 月まつほとのてすさひに いはもるしみつ

いくむすひしつ

「月」だけ漢字にしてみました。

『合格のポイント』の解答例を見ると、漢字は草書だけでなく行書も使われています。今回のようなパターンで、仮名と変体仮名だけではじゅうぶん変化を出せない場合は、漢字の草書や行書を混ぜ込んでいくしかなさそうです。

◇◇◇

もう一つ。

201606硬筆書写検定問題6自由問題2201606硬筆書写検定問題6自由問題2解答

しらゆの さけ於支公る ことはや

ほの本能美ゑし ゆふほのハ奈

しらつゆの なさけおきける ことのはや

ほのほのみゑし ゆふかほのはな

◇◇◇

試験と同じ状況、つまり、かな辞典など予習的に見ることができない状況でぶっつけ本番で書くと、このくらいにしか書けないのだ――という厳しい現実が自分に突きつけられます(汗)。

検定が近づいて練習問題にとりかかっていますが、きのうも述べたように、やるほどに不安も生まれてきます(^_^; ま、しかし、やっていくしかありません。

よい週末をお過ごしください。私は……水泳には行きますが(笑)、それ以外はひたすらペン字の稽古を続けます(^_^;

それではまた~(^^)/