自習 書蒼27年10月号 小2毛筆「もみじ」その1

昨日のトリックアート、何が見えましたか?

201509だまし絵男女の姿が先に見えたでしょうか?さらに無心で見つめていると、イルカたちの姿が浮かび上がってきますね。イルカが先に見えたという人もいるかもしれません。

白い部分(空間)を見ると男女の姿が見え、黒っぽい部分を見るとイルカたちが現れます。

毛筆作品で、線を見たときと空間を見たときとで違うものが見えてくるのと同じ原理だと思います。

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きょうも『書蒼』学生部の課題を練習します。

『書蒼』10月号 小2課題「もみじ」

これが意外に手ごわく……、

201509『書蒼』小2「もみじ」形臨1左:お手本  右:形臨1回

本格的にヘタだなあ(^^; 「も」も「み」もだいぶ違います。

この後ある作業を30分ほど続け、その後に形臨したのが下の写真です。
201509『書蒼』小2「もみじ」形臨2 左:お手本  右:形臨2

まだまだ違いがありますが、最初の形臨よりはいくらかマシになったのではないかと思います。

――30分ほど続けた「ある作業」って?

説明します。

◇◇◇

まず、例の ゲシュタルト崩壊 作戦でお手本を見つめ直してみました。

何も考えないようにして、字をじーっと見つめる。相手が字であることを忘れるまで見つめ続ける。それまで字だったものが意味のない線や図形の集まりに見えてきます。

まずは「も」。釣り針のような形が見えていると思います。これを描きます。

次に、これに上のヨコ線の長さや釣り針との位置関係をよく見て、重ねて描きます。同じ要領で、下のヨコ線も描きます。(もはや見ているのは意味のない図形で、文字を見ているという意識はありません。)

201509『書蒼』「も」分析

これは作業の進み具合を単純化して後から書いたもので、実際には各段階の「図形」を何度も描いています。

ゲシュタルト崩壊作戦と同時に、「空間を見つめる」作戦も行いました。

ヨコ線を描き入れるときには、釣り針と二本のヨコ線が作る空間(白い部分)の形を意識しました。

201509『書蒼』「も」分析2

お手本の「も」は、歪んだホッチキス(?)のような、こんな形を抱えています。ヨコ線を描く際は、これに近い形が現れるよう気をつけて描きました。

描いていくうちに、だんだん形が近づいてきたようです。

201509『書蒼』「も」分析3

「ホッチキス」の上部の面積が広く、まだお手本とは違いますが……。

空間の形を意識して線を描くことで、だいぶ近づいてきたのではないかと思います。

続いて「み」。明日に続きます。