セーラーのデスクペンが代替わり

テレビ体操をさぼったら(^_^;

5月初めに家人が怪我で入院をしたことなどでバタバタした生活が続いているのでありますが、忙しさにかまけて日課のテレビ体操をしばらくさぼっていたところ――、なんだか体がだるいのであります(^_^;

いや、体操をさぼったから体がだるいのだと、因果関係がすぐに判明したわけでは勿論ありません。最近なんだかだるいなあ、という感じが先にあったわけです。肉体疲労が積み重なって、という感じでは全然なく、倦怠感というのでしょうか、とにかくなんだか「だるい」のです。水泳などはこれまでどおりのペースで通っていて、別につらくもないのです。不思議な感じでした。

これは何が原因かなと少しく考えてみて――、そして「テレビ体操をさぼっているせいか?」と思いあたったのでした。

というわけでテレビ体操を再開したのですが、1週間もしないうちに見事にだるさが取れ、楽になってきました。毎朝の体操が体をほぐすのにどれだけ役に立っていたか、今さらながら実感した次第であります(^^)

201510テレビ体操2

テレビ体操

書道も心身の調子が悪ければ、稽古がしっかりできませんよね。Eテレで毎朝6時25分から10分間、365日お休みなし、皆様もぜひ健康の維持増進にテレビ体操をお役立てください。――NHKのまわし者ではありません(^_^;

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さて、ここからきょうの本題です。

「デスクペンのお話」という記事がずっと一番人気になっています。今でも毎日、新たにアクセスしていただいているのですが、昨年9月に記事を書いて以来、デスクペン事情にもやや変化があったようなので簡単に追加のご報告をしておきます。

パイロット 5000円のデスクペンは廃番

まず、パイロットのデスクペンのうち、最上級の定価5000円の製品が生産終了しています。

この製品は、友人から借りて使ったことはあるものの、私自身は購入していませんでした。理由は、高級万年筆的なヌラヌラした書き味はとても気持ちがよいのですが、ペン習字の道具としては、適当に紙にひっかかるカリカリ、あるいはサリサリ程度の書き味の方が使いやすく、ヌラヌラ感は逆に邪魔にさえなる場合もあるからです。

もはや普段の手書きはボールペン全盛で、デスクペンといえばペン習字の道具のように見なされている現在では、このような高級志向の製品は存在価値があまりなくなってしまったのかな、なんて思っています。

セーラーのデスクペンが代替わり

デスクペンは各社の製品を使っていますが、もっとも使用頻度の高いのがセーラーの製品になっています。パイロットやプラチナの製品に比べるとペン先がよくしなる、というより「なよなよ」(笑)しています。筆圧の強い人(私もそうでした)だと、使い始めは非常に手こずります。

この製品を使いこなすためには、筆圧を強くかけない習慣をつける以外にありません。そういう面倒な製品でしたが(笑)、この「なよなよ感」に慣れて使いこなせるようになると、逆に愛着がわいてきます。言うことをきかないペットをなだめすかしつつ徐々にしつけていくような、そんな面白さのある製品でした。

それが、知らないうちに廃番となっていた模様で、後継の製品が出ていました。最近になって気がついて、さっそくamazonで購入してみました。

201605セーラーデスクペン新旧

201605セーラーデスクペン新旧2

上:セーラー デスクペン(旧) 下:同(新)

ニプ(ペン先)が変わりました。旧版は金メッキでしたが、新製品はステンレス地金で、少し短くなっています。この部分のコストダウンの結果なのでしょうか、税抜で定価1000円から800円(amazon720円)に価格が下がっています。

さっそく使ってみたところ、使用感は旧製品と明らかに変わっています。見た目から予想はしていたのですが、ニプの剛性感が上がっています。つまり、最初かなり手こずったあの「なよなよ感」が薄まって、だいぶしっかりした書き心地に変わりました。

万年筆の老舗セーラーの製品ですから、これはこれでとてもよく出来ています。特に、セーラーだけあってフローは非常によいです。

前にも書いたと思いますが、セーラー製品全般にいえるのはフローが非常によい、ということだと思います。

「フローがよい」とは

デスクペンや万年筆のインクは、詰まらずに出てくる――だけではいけませんよね。どんな書き方をしても「過不足なく出てくる」ことが大事です。つまり、ゆっくり書いてもあふれるように出てきたりはしない。速く書いてもかすれない――その性能が高いことを「フローがよい」と言うわけです。

セーラー製品はフローが実によい、のです。万年筆は各社とも当然そこは非常に神経を使って造っているので勿論そんなに大差がつくわけではありませんし、感じ方には個人差もあるでしょうが、セーラー製品のそれは特に信頼がおける――というのが私の個人的な印象です。

ちなみに、筆ペンでもそれは言えます。筆ペンを語る際、穂先の出来については誰でも話題にするのですが、フローの問題を語る人は少ないようです。ここでは長く述べませんが、そのうちに筆ペンのフローの問題についても書いてみたいと思っています。

書き味は、パイロットやプラチナに比べると、やはりほんの少し柔らかい感じです。旧製品ほどではありませんが、多少は筆圧に気を使ってやる必要があるかもしれません。ただ、ペン習字の稽古用としては、だからこそいい、とも言えます。

――筆圧のかけずぎを矯正するためには、こういうペンを使って、さらに毛筆用の下敷きの上で、紙に穴をあけないように書く稽古をするとよろしいようです。谷先生から教えていただいたやり方で、私も硬筆の稽古でよくそうしています(^^)

201505硬筆(毛筆用下敷で書く)

毛筆用下敷きの上で草書を書く

小中学生や、成人でも手が小さめの方にとっては長さも気になるところだと思うので、ここで各社の製品を比較しておきます。

201506デスクペン長さ比較

左から、パイロット(定価2000円)、同(1000円)、3番目がプラチナ(1000円)、4、5番目がセーラーの旧(1000円でした)と新(800円)です(いちばん右に、比較用に万年筆を置いてみました)。デスクペンの中ではセーラーがいちばん短く、軽いです。

価格も下がり、強い癖はなくなり、性能的にはこれまでと遜色ない――ということで、ペン字の入門から初級の方には特におすすめの一本、といえそうです。セーラーなので人気のインク「極黒(きわぐろ)」が気軽に使えるのもいいですね。

今後、旧製品とともに使っていきます。気づいたことがあればまた書かせていただきます。

――なお、私はセーラー万年筆のまわし者でもありません(^_^;

それではまた(^^)/