真草千字文を読む 2 寒來暑往~

きょうも四句十六字を読んでいきます。

201605真草千字文003

(欠損で見えにくい部分は、参考として小野鵞堂・書『三體千字文』から同じ字を左右に添えます。)

カンライショオウ シュウシュウトウゾウ

寒來暑往 秋収冬蔵

さむさきたれば あつさゆき あきにおさめて ふゆ蔵す

字義

 「五穀を刈り取る」

 「(刈り取った五穀を)倉に収める」

意味

寒さがくれば暑さはゆき、収穫の秋を経て蓄えの冬がくる。

◇◇◇

201605真草千字文004

ジュンヨセイサイ リツリョチョウヨウ

閏餘成歳 律呂()調陽

閏月のあまりは としをなす 律呂は陽をととのう

)「呂」は法帖では「召」の字が書かれています。

字義

閏餘 「閏月(うるうづき)」

時代小説など読むと「閏八月(うるうはちがつ)」というような表現に出会うことがあります。

太陰暦では1年を354日としましたが、実際には365日と4分の1日なので、1年に11日と4分の1日、季節と暦がずれていきます。そのため19年間に7回、閏月を設けて調整しました。閏月のある年は1年が13ヶ月になります。八月が二回くりかえされた場合、二度目の八月を「閏八月」とよびました。

律呂 「(中国や日本における音楽用語で)音律。律は陽調、呂は陰調をいう」

調陽 「陰陽をととのえる」

意味

閏月によって一年が成り、律呂によって陰陽をととのえる。

音楽で陰陽をととのえることにより天地間の陰陽の気の乱れを防ぐことができる、ということでしょうか。

◇◇◇

最後に読みの練習用に草書部分のみ掲載します。

201605真草千字文003草書のみ

201605真草千字文004草書のみ

通算32字を学びました。

残り968字!(笑) ガンバロー!(๑•̀ㅂ•́)و✧

それではまた(^^)/