[硬筆書写検定]7 第二問 漢字を大きく書く

硬筆書写検定について、3級の内容を中心にお伝えしています。

3級の第二問は、漢字の楷書と行書を大きく書かせる問題になっています。

このような形で出題されます。

201509硬筆書写検定第二問左に活字で示された5つの二字熟語、計10文字を楷行書で一辺20mmのマス目に書いていきます。

大きく書かせるのは、一点一画が正しくしっかり書けているかを見るためでしょう。

私が以前に勉強していた競書誌では、これほどの大きさで書く課題がありませんでした。写真は、課題に合わせた大きさで漢字を練習していたノートです。

201509ペン練習小トップバリュの学習帳『こくご15マス』で、一辺が15mmです。

第二問で書くべき字に比べて、かなり小さな字です。

書写検定の受験を決め、ガイドブック『硬筆書写検定3級合格のポイント』を読んで初めて、自分が小さな字しか書いてこなかったことに気がつきました。第二問の練習問題をやってみると、これがちっとも上手く書けません。

チマチマと小さな字ばかり書いていると、いざ大きな字を書こうとしてもなかなか上手く書けないということに、ペン習字を始めて半年もした頃にようやく気づいたのでした。

考えてみれば当然なのでした。小さい面積に書けば線も形もどうしても大ざっぱになり、広いところに書くほど丁寧に、精密に書ける道理です。

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たとえば、漫画の原稿は雑誌に載るサイズより実際はかなり大きく描かれているそうです。人間の手で細かいところまで線を入れていくのは限界があるため、雑誌に載る大きさで描くのでは精密な描写ができない。大きく描けば細かいところまで念を入れて描ける。そうして精密に描いたものを縮小印刷すると、絵がより綺麗に見えるというわけです。

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小さく書くと大ざっぱな線しか書けないし、大ざっぱな線であることを自覚もしにくく、そこそこ上手に書けたつもりになってしまったりします。自分の目がごまかせる。それでは自分の字の欠点になかなか目が届きません。

課題に合わせた大きさで書けばいいんだろうとチマチマした字ばかり書いていた私は、自分の字の欠点にあまり気づかぬまま、無駄に練習量だけはこなしていました。かけた時間と労力の割に上達しないやり方を続けていたことになります。

書写検定のための勉強を始めてみて、このことがよくわかりました。ちょっと焦りました。3級受験をもう申し込んでしまっていた!からです(-_-)

ま、しかし焦っていても始まりません。私は稽古のやり方を変えました。

それからは、稽古では課題の字の大きさにこだわらず、大きめに書くようにしていきました。

大きく書くとなかなか上手く書けませんが、上手に書けていないことがわかれば、どうすれば上手に書けるだろうという探究心も生まれてきて、お手本をよく見ることにもつながります。

自分のヘタクソさを直視しなければ上達もありません。上手くなりたいなら、大きく書くべきだと思います。

そうして清書段階になってから課題どおりの大きさで書くようにしてみました。やってみるととても簡単なことでした。ふだん大きく書いていると、小さい字は楽に書けるようになるのですね。

大きく書くことで字の結構(全体的な造り、構造)が正しくつかめ、線もしっかりしてくるのでしょう。

201509ペン練習大これは最近のもので、『書蒼』の小学生用の課題を自習しているものです。『こくご8マス』の25mmマスに大きく書いています(それでもお手本より微妙に小さいのですが)。

このくらい大きく書くと、形の取り方のわずかな失敗や、微妙な線の乱れもしっかり見えます。小学生の課題ならあっさり一度で書けるかというとそうでもなく、自分でダメ出しをして書き直しているところがいくつもあります。

第二問の解答枠の20mmマスにぴったり合った学習帳はないようで、「こくご10マス」(21mm角)がいちばん近い大きさになります。

検定対策としてはこれで練習するとして、ふだんの自由練習は「こくご8マス」(25mm)を使って大きく書くことを強くおすすめします。どちらも「8マス」にしてしまってもいいと思います。述べたように、大きく書いていれば、小さく書くのは苦労しません。

森永のチョコレートと同じで、習字でも、大きいことはいいことなのだっ(๑• ω• ๑)b!!

――ん?何のこと?

→ こちらへどうぞ

https://www.youtube.com/watch?v=Aubpbn0nXvA

閑話休題

学習帳のマス目はいろいろ大きさがあるので、書きたい大きさに合わせることができて便利です。各社から同じ規格で出ています。写真はイオンのトップバリュ製品ですが、70円台でたぶん最安(^^)

201509こくご学習帳

なお、『書蒼』ペン習字課題では、入門10級から1級までが大きく書く課題になっています。1年間くらい大きく書く稽古を続けることになります。

検定対策としてバッチリなのはもちろん、チマチマと小さな字を書かせるところより確実に実力が上がると思います。

字が本当に上手になりたいという方、悪いことは言いません、『書蒼』で勉強なされませ!

最後はあからさまに宣伝モード(笑)

それではまた~(^^)/