[硬筆書写検定]4 横書きで気をつけること

硬筆書写検定について、3級の内容を中心にお伝えしています。

ここで恥ずかしながら、私の横書き練習帳をご紹介します。

201509横書き練習帳見開き

前に書いたものを見ると何だか気恥ずかしくなりますが(^^;

B5、7mm罫のノートの2行を1行として使うと、第四問の解答欄と行の幅(高さ)が同じになります。長さも同じ(13.8cm)になるようにタテ線を書き込んであります。

(ちなみに写真はツバメノート「W30S」。フールス紙という高級紙が使われていて、とても書きやすく、万年筆やデスクペンのインキが裏写りしません。)

実際の問題の解答欄は9行で、そのうち6~7行を使う感じになります。行は余ってかまいません。

書いてから自分でいろいろ赤を入れています。少し拡大して、どんなことを書いているか見てみます。

201509横書き練習帳拡大

 書き終えてから、赤でタテ線を引いて行頭のそろい具合を見ています。不ぞろいな行の頭にXを書いて「行頭の一字あせらずに」なんて自分に注意しています(^^;

 行末にナカテン(・)がくると「へこんで見える」と書いてます。真上の字と位置を合わせても、ぱっと見、行末がそろっていないように見えるんですね。読点(とうてん―テン)や句点(マル)だとそんなこともないんですけど。

気づいたことはこうして何でも書いて、ときどき見返していました。

 その段落を書くのに要した時間を書いてあります。ときどき計測し、1行あたりどのくらいの時間で書けているかチェックしていました。

第四問は速書きではありませんが、3級では試験時間が60分しかなく(1~2級は90分)、この問題だけにそんなに時間はかけられません。書き慣れてきたら、速度を上げて書く練習もしていくとよいと思います。

エ 行末をそろえるのに失敗しています。「目の肥えた」の字間を少し詰めて「英国」まで書くべきだった、と自分にアドバイスしています(^^;

 誤字を訂正しています。横書きではヨコの二本線で消して、なるべく近くに正しい字を書くようにしています(縦書きならタテの二本線)。

すぐ近くに訂正の字を書くスペースが十分にとれず、書けば字と字がぶつかってしまいそうな場合は、欄外のなるべく近いところに書くというのも仕方ないと思います。

訂正は減点になりますが、訂正しなければ誤字・脱字に気づいていないということでさらに大きな減点になってしまいます。書き終えたあとは必ず問題文と自分の解答を照らし合わせてチェックします。

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留意点をまとめてみます。

1 字種ごとに漢字は漢字、かなはかな(数字は数字、英字は英字)でなるべく大きさをそろえる。

字粒をなるべくそろえるために、背の高い字の背丈を少し詰めるようにしています。自分が字になった気分で、天井の低い部屋にいて思い切り背伸びができない!と、圧迫感を感じながら書いています(笑)。

2 行頭と行末をそろえる

非常に気にするところです。あまり不ぞろいだと減点の対象になります。

行頭をそろえるコツは、一行を終えて次の行に移り、最初の一字を書くときに一呼吸いれます。そして真上の字と位置を合わせて、ゆっくり丁寧に書くようにします。意識して続けるうちに習慣になってきます。

上の写真では速度も重視した書き方をしていることもあり、あせって失敗しています(汗)。

行末を合わせるのはもう少しむずかしいです。行の終わりに近づいたら、やはり一呼吸おいて、あと何文字いけそうかな、と見積もります。見積もりにしたがって字粒や字間を微調整しながら、ゆっくり丁寧に書いていきます。言葉で書くと面倒なようですが、繰り返すうちに無意識にやるようになってきます。

上の写真では行末をそろえるのに失敗しているところがあり、修正案を赤で書き込んでいます。

3 上下にほどよい余白ができるように書く

字が小さすぎると余白が大きくなり、スカスカした印象になります。大きすぎると余白が詰まり、上下の字が接近しすぎて窮屈な印象になります。ほどよい余白が必要です。

その他、『硬筆書写技能検定3級合格のポイント』という公式ガイドブックには第四問のポイントとして次のことが挙げられています。

・漢字は楷書で書くこと

仕事や生活で実際に書く横書きは速書き気味になることが多いですよね。勢い漢字も少し崩して行書的に書くことが増えると思います。しかし、この問題でそれをすると大きく減点されてしまいます。

・行がえは読みやすくする

数字は2行に割れないよう気をつけます。英字(ローマ字)が2行に割れるときは「‐」(ハイフン)でつなぎます。

以上のようなことに注意して練習を続けることで、審査の先生方と同じような目で自分の書いたものをチェックできるようになっていくと思います。

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筆写の題材は、カタカナやアラビア数字の混ざった横書きの現代文であれば何でもいいと思います。

プリンターがあればWEB版の新聞の横書き社説を印刷すると便利です。

英字も含んだ題材はそう多くないのですが、たとえば世界史の教科書ではそこそこ見つかります。内容の性格上、カタカナや英字が適度に混ざった文章が多く、新聞社説とともによく使っていました。

201509世界史教科書
英字を含む題材を見つけにくい場合は、カタカナで書かれた外来語を自分でローマ字に換えて書いてみるなど、工夫してみてください。

横書きの注意事項について説明しました。近いうちに第一問、速書き問題についてもお伝えしたいと思います。

それではまた(^^)/