書蒼28年1月号 実用書道

セーラーの「ふで和み 本造り」を課題に初めて使ってみました。

書蒼201601実用提出分

左:お手本  右:形臨(競書提出分)

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愛用してきたセーラーの「筆ぺん 本造り」が生産終了になってしまいました。未使用品がまだ手元に何本か残っていますが、そろそろ後継の「ふで和み 本造り」にも慣れておかなければと思い、しばらくこれで稽古していくことにしました。

201601筆ペン3種

左が生産終了の「ふでペン 本造り」、真ん中が後継の「ふで和み 本造り」(「玄(げん)」’です。右は「ぺんてる筆 中字」です。

「ふで和み」は廃番の「ふでペン」より軸が少し短く太くなっており、使いはじめは少し違和感もありましたが、慣れてくるとこの握りの形状はなかなかいいなと感じます。

軸のくぼみ具合で握る位置が自然にわかるので、初心者にも扱いやすいのではないかと思います。穂先の大きさや形状はほぼ同じで書き味はほとんど変わらず、特に進化も退化も感じられませんが、軸の形状は明らかに進化していますね。

もう一つ愛用しているのが「ぺんてる筆 中字」です。

201601ぺんてる筆ペン2種

左が「中字」、右が「極細」ですが、「極細」は葉書などにごくごく細かい字を書くとき以外はあまり使っていません。「中字」の穂先はボリュームがあって極細字は書きにくいようですが、慣れるとこれだけで極細字もカバーできるようになってきます。

使い捨てタイプの「ふで和み」と違って、こちらはカートリッジ交換式で穂先を長く使い続けることができます。

201601ぺんてる筆ペン2種とカートリッジ

ナイロン毛で、動物の毛に比べると相当に強く、穂先の寿命はかなり長いのですが――、

月1回、穂先をはずし、ぬるま湯の中でやさしく洗って、インクをすっかり洗い流してやるようにしています。使用頻度にかかわらず、すべての個体の穂先を洗います。

201601ぺんてる筆を洗う1

ぬるま湯の中で穂先をボウルの壁にやんわりこすりつけるようにし、インクを洗い流します。実際には流しでお湯を細く流しながらやっています。

201601ぺんてる筆を洗う2

お湯がきれいになるまで洗います。けっこう時間がかかります(^^;

あとはペーパータオルなどの上でしばらく水気を切って洗浄終了。これですっきり(^_^)v

前にいたペン習字の団体では、カートリッジ交換せず使い捨てにしている先生もいらっしゃいましたが、こうして穂先をときどき洗ってやれば何年も使えます。

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どちらも好きな筆ペンです。ただ、「ぺんてる筆」にはセーラーにない問題が……。

この製品はカートリッジ部分を指の腹で押して穂先にインキを送り出す方式なのですが、この、送り出す量の微調整がむずかしいのです(-_-) よく、インクがあふれぎみになります。

201601ぺんてる筆ペン-インク送り

インクを穂先に送った直後は、こんなふうに余分なインクをぬぐってやらねばなりません。

使い捨ての「ふで和み」では不要な作業で、「ぺんてる筆」はこれがちょっと面倒くさいです(^^;

まあ、そんな欠点はあるものの、この筆ペンの書き味は好きなので、今後も使い続けるつもりです。

筆ペンはメーカーにより製品により書き味がだいぶ違いますね。一メーカーの一製品だけを使っていると、今回の「ふでペン  本造り」のように廃番になった場合、ちょっと困ります。そんなわけで、メーカー違いの複数の筆ペンに慣れておくのがいいかな、という思いもあります。

「ぺんてる筆」などは相当に売れているようなので、廃番はほとんど考えられませんけれども(^_^)

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楷書の自習です。「ふで和み」と「ぺんてる筆」で書きました。

書蒼201601j実用自習-楷書1

左:お手本  中:形臨(セーラー「ふで和み」) 右:形臨(ぺんてる筆)

出来についてはノーコメントでございます(汗汗汗)

それではまた(^^)/