かな半紙4~1級は俳句の課題です。
1月号課題 「静かさや冴え渡り来る羽子(はね)の音」 村上鬼城
上:お手本 下:臨書(競書提出済)
かなと変体仮名とで下のような構成になっています。変体仮名の部分を、字母の漢字で示します。
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5級までの「いろは四十七字+ん」は一字ずつの粒書きなので指先の動きだけで書いていくことができましたが、この大きさで連綿も入ってくると筆を一度に動かす範囲がぐっと拡がり、もう指だけの動きでは間に合いません。
それで苦労していたら――、
指でなく、手(腕)で書く書き方を谷先生から教えていただきました。
「指の動きだけで書く」
写経など、ごく小さな字を粒書きしていく場合は、紙においた手を固定したまま、指先の動きだけでも書いていけますね。
「手(腕)の動きで書く」
字が大きくなって連綿も入ってくると筆を一度に動かさなければならない範囲がぐっと拡がります。もう、手を固定して指先だけを動かす書き方では間に合わなくなります。
そこで、筆を持った指はほとんど動かさず、小指の付け根あたりの、紙に触れている部分を動かして字を書いていくようにします。
(図の描き方が今ひとつで、誤解されるかもしれないので書いておきますと)手首をふって書くわけではありません。支点はあくまでヒジです。大字を書くときとほとんど同じ動きです。ただ手がかすかに紙に触れているところだけが違います。
紙に手の重みをかけてしまうとうまくいきません。意識としては、手は腕の力でほとんど宙に浮かせています。しかし紙にかすかに触れている、と。その手が紙の上をすべって進んでいく――という感じです。
伝わってるかな?(^^;
う~む。教室で谷先生に運筆を見せていただけば、どういう動きか一発でわかるんですが……、
そうだ!教室に無料体験にいらっしゃいませんか?
谷先生の運筆を拝見する。百聞は一見に如かず!
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それではまた~(^^)/