ペンで散らし書き 3 965 ありはてぬ

ペンで和歌の散らし書きをします。硬筆書写検定1級・準1級の受験対策の一環です。

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『高野切第三種』の歌を原寸大に複写し、切り貼りして散らし書きのお手本を作っています。今回は歌番号965で稽古します。

201601古筆ペン 散らし書き965ありはてぬ1手本左上の(  )内の数字は、使われている変体仮名の数です。

ありはてぬ いちまつまの ほと多尓

うきことしけく おもは春毛可那

(読み方や内容については「古筆をまなぶ 965」で説明しています。

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最初に、お手本どおりの仮名遣いで臨書します。以下、すべてセーラーのデスクペンを使っています。

201601古筆ペン 散らし書き965ありはてぬ形臨1

行書きの原文では二行目の最後の「の」と三行目の「ほと」が連綿になっているのですが、ここでは「の」で切る形になったため、上の「徒ま」と「の」をつなげて三字の連綿にしてみました。

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次に、変体仮名を替えて書きます。活字で書かれた和歌をみて自運する際に文字遣いは自由に替えてよく、変体仮名をまぜてもよい――という出題形式に合わせた稽古です。

201601古筆ペン 散らし書き965ありはてぬ形臨2

ありてぬ いのち万徒まの にも

うきことけく もは可奈

入れ替えた変体仮名はすべて『高野切第三種』にあらわれる形にならっています。

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次、お手本どおりの形で背臨です。これが時間もかかってすごくしんどい……。正月休みの一日はこの稽古だけでほとんど終わりました(^^;

201601古筆ペン 散らし書き965ありはてぬ背臨

う~ん、これが字そのものはいちばんよく書けた感じなのですが……、ここまで、形臨でも背臨でも、ある大きな問題があることに、今ごろになって気づきました!

左の五七五の塊が大きすぎ……ます(-_-) 今回だけでなく、これまでずっとそうです。

この構図を選んだのは、右の五七が大きめに、左の五七五が小さめに書かれることにより遠近感・奥行き感が出ていて、絵画的でかっこいい!と感じたからでした。

なのに、行書きの和歌の等倍コピーを切り貼りして臨書する作業に入った途端、そのことが意識から抜け落ちてしまい、左右を等倍のまま書いて納得していました。――アホや(^^;

次回からは少し縮小したコピーもとって、左の五七五はそれを貼り付けるようにしようと思います。

今回は脳内縮小して、もういちど背臨。

201601古筆ペン 散らし書き965ありはてぬ背臨5

遠近感・奥行き感が出た――でしょうか?(^^;

それではまた~(^^)/

  ε=(・д・`*)ハァ、チョットツカレタ…